最近連日連夜TVを賑わせてくれている山上容疑者のおかげで、生徒を説得しやすくなって非常に助かってます。
親御さんの経済力があんまりないことが分かる生徒さんで、成績が良さげな子がいて、ナンバースクールや自称進学校希望をしても、予備校代捻出や大学の学費を捻出することすら厳しそうなご家庭のお子さんに、本当仙台高専はめっちゃうってつけです。
国立で学費も安く、未成年者のバイトを数個掛け持ちすれば十分払っていける金額で、かつ就職率もよく、ワンチャン進学となっても国立にしか行けないし、5年も準備期間があるのでお金も貯めやすい。
特に仙台はまだまだ田舎くさい面が多々あり、とかく長男の学費を優先して、娘の学費は2の次・3の次ってご家庭も散見します。
こういうお子さんに高専はマジでうってつけ。
ただ、毒親すぎて子供のバイト代にハゲタカやハイエナのようにタカってしまう親の場合、親元を離した方がいいという判断のお子さんの場合は、寮もあるんで学費がない場合は日本学生支援機構の奨学金『希望プラン21』という制度もあるんでね。この希望プラン21は実は私も利用しました。うちはおりからのバブル崩壊によって、親の会社が倒産し、税金も滞納していたせいで第一種・第二種奨学金どちらも借りれませんでした。『せっかく入った明治大学を俺は中退しなきゃならんのか…』そんなことを脳裏によぎりました。藁をもすがる気持ちで、中学時代の恩師に相談したときに紹介されたのが、この『希望プラン21』でした。
私が明大生の時、親が毒親でピーーーーーーーーーーーーーーーなことされて、体重が38キロまで行ってしまったことがありました。体重が減っただけじゃなく、学費も払えず、食事も出来ず、本当ネグレクトされた経験があります。それゆえにいまだに私は母親を許せません。通常、奨学金は親の課税証明書を提出しないと奨学金を借りらないのですが、うちの親は税金を当時滞納しており、課税証明書が出せなくて、途方に暮れました。しかしこのプランはそうした書類が不要で、簡単に審査も通って奨学金を借りれて、なんとかこの局面を脱することができました。本当中学時代の恩師の入れ知恵に感謝感謝でしたよ。
確かにティーンネイジャーに奨学金という名の借金をこしらえることはあまりいいこととは言えませんが、かといって将来を嘱望される生徒が、みすみす親の低経済力に涙を飲んで、世に埋もれさせてしまうのはあまりにも勿体なさすぎる。そう、今をときめくこの山上容疑者のようにね。彼に参謀がいれば、あんなこともしないで済んだしねぇ。以前あった秋葉原連続殺人事件の加藤智大死刑囚とめっちゃオーバーラップします。
私には幸いに知恵をつけてくれる大人がそこそこいたので、こうした困難な状況でも自力でなんとか突破して、明治大学の学費に充てることができました。そうやって私は今、こうして生きております。自分みたいに親の経済力がない方でも、そんな金ごときで自分の可能性を潰して欲しくないんですよねぇ。
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